九州エネルギー問題懇話会トップページ講師コラム「エネルギーの明日」Vol.2 これからの暮らしとエネルギー(4/4)
これまでエネルギーについての講演活動も多く行ってきましたが、最近では省エネに対する消費者意識はずいぶん定着してきたと感じています。ほとんどの人が省エネやエコを意識していると言いますし、実際に省エネ家電も広く普及しています。けれども、そうした意識の高まりを上回る総体的なエネルギー消費が世の中では進んでいます。今後は、個々の省エネ努力に加え、省エネの街づくりや省エネハウスの普及など大きな取り組みも重要になってくるでしょう。
もうひとつ重要なことは教育です。若い世代はエネルギーについての知識がなく、毎日の生活の中でエネルギーについて意識することがありません。こうした層に正しい知識や情報を伝えていくことは非常に大切です。最後は教育がものをいうと思います。
この地球は私たちの代で終わりではありません。子どもの世代、孫の世代と続いていきます。子どもたちの時代、孫たちの時代に、エネルギー資源がちゃんと残っているだろうか。そして地球がちゃんと守られているだろうか。今こそきちんと考え、行動していく時だと思います。