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Vol.5 エネルギーと地球環境

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エネルギー輸入国である日本の課題

移動のために車を使ったり、暑さや寒さのために冷暖房を使ったり、現代社会はますますエネルギーを消費するようになっています。とりわけ増えているのはスイッチひとつで使える便利な電気です。私たちは電気がないと生きていけない言わば「電気社会」の中で暮らしています。

電気をつくるためには化石燃料などのエネルギー源が必要です。忘れてならないのは、日本は資源が乏しく、ほとんどのエネルギー源を輸入に頼っているということです。石炭、石油、天然ガスなどの化石燃料はもちろん、原子力発電に使われるウランも輸入です。国内で調達できるのは水力、地熱、太陽光などごく一部に限られています。緊急時のために石油や天然ガスは備蓄されていますが、あくまで一時的な量しかありません。恒久的に輸入ができなければ日本は危機におちいります。

そうしたエネルギー輸入国である日本の状況を考えると、輸入が途切れないように国際状況に合わせ、さまざまな国と仲良くしていく必要性を感じます。アメリカだけでなく、ロシアなど資源が豊富な国も視野に入れ、幅広く他国と関係を築いていくべきだと思います。

家庭部門用途別エネルギー消費量

主要国のエネルギー輸入依存度

 
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