九州エネルギー問題懇話会トップページ特集「カーボンニュートラルって何?」(4/18)気温上昇と温室効果ガス
平均気温は、様々な変動を繰り返しながら上昇しており、100年あたり世界では0.73℃の割合で上昇し、日本では1.28℃の割合で上昇しています。
気温上昇は世界全体で起きていますが、上昇の割合は世界で一様ではなく、海上より陸上の方が大きく、特に、北半球の緯度の高い地域ほど大きくなっています。
地球の平均気温は、もし大気中にCO2、メタン、フロンなどの温室効果ガスがなければ、マイナス19℃ぐらいになると言われています。現在の地球の平均気温は14℃前後ですが、これは温室効果ガスの働きによるものです。
産業革命以降、CO2などの温室効果ガスが増加したことにより温室効果が強まったことで地表面の温度が増加しています。
また、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第6次評価報告書では、「人間の影響が大気、海洋及び陸域を温暖化させてきたことには疑う余地がない。大気、海洋、雪氷圏及び生物圏において、広範囲かつ急速な変化が現れている」と報告されています。