九州エネルギー問題懇話会トップページ講師コラム「エネルギーの明日」Vol.22 生きる力を育むエネルギー環境教育(2/4)

 
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Vol.22 生きる力を育むエネルギー環境教育

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持続可能な社会を創るためのESD

ESDとは持続可能な開発のための教育(Education for Sustainable Development)のことです。学校教育における現在の学習指導要領において「持続可能な社会の創り手の育成」が掲げられ、ESDの理念が組み込まれています。

ESDの基本的な考え方

ESD教育のテーマのひとつにエネルギーがあります。電気やガスなどのエネルギーは私たちの身近な存在であり、子どもにも理解しやすいテーマです。さらに、世界的な課題から各地域固有の事情もあります。地理、政治、経済など幅広い視点で学ぶことができ、地域の特色を活かした教育内容にも取り組めます。

一方、このようにエネルギー問題は背景の幅が広く複雑なテーマなので、教える先生方にとっては資料集めなどの準備が大変で大きな負担となりかねません。こうしたテーマは学校内だけで実践しようとしても限界があります。そんな時は、地域の人々や事業者、自治体などの力を借りてはいかがでしょうか。また、小学校・中学校・高校といった校種を超えた連携も有効です。地域の総合力を発揮した、より充実した教育に取り組めるようになり、地域の特性に応じた内容にしやすくなるでしょう。

 
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