九州エネルギー問題懇話会トップページ特集「『電気』はどうやって作っているの?」(12/20)風力発電の見通し
6-1太陽光発電の仕組み
物には、電気を通す「導体」と電気を通さない「絶縁体」、そしてその中間である「半導体」の3種類があります。半導体とは、シリコンなどの基材の上にN型・P型素子を形成したものです。
太陽電池はP型・N型のシリコンを貼り合わせた構造で、光が当たることによりプラスとマイナスの「電荷の対」が発生し、それぞれの電荷はP型シリコン(プラス電荷)とN型シリコン(マイナス電荷)に集まり、これにより電気を発生します。これを光起電力(photovoltaic)と呼びます。
出典:電気事業連合会HP「発電のしくみ、太陽光発電」より作成
太陽光発電は、光のエネルギーを電気に変え「直流」の電気を発電します。このため、電子機器(インバータ)で「直流」を「交流」に変換して送電しています。
太陽光発電は日射量によって発電出力が大きく変化します。電気を安定的に供給するためには、発電量の変動を吸収するため火力発電などでの出力調整が必要になります。
出典:資源エネルギー庁HP「総合エネルギー調査会 基本政策分科会(第33回分科会)資料」