特集「カーボンニュートラルって何?」

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カーボンニュートラルの実現に向けて

  • Q3-2 カーボンニュートラルへの転換イメージはどのようなものですか?
  • A3-2 カーボンニュートラルを実現するには、徹底した省エネ、電力部門の脱炭素化への取組み及び、非電力部門の電化や水素などCO2を排出しないエネルギーへの転換を進めることが必要とされています。2050年には、排出量と、植林やDACCSなどによるCO2の吸収を相殺することで、実質排出0トンにしていくことを目指すこととされています。

脱炭素の方策は、

  • 電力部門:電源の脱炭素化(再エネ、原子力、化石燃料+CCUS)が重要です。
  • 非電力部門:省エネ、電化、低炭素エネルギーへの転換、水素(水素還元製鉄、FCVなど)、メタネーション・合成燃料、バイオマスの活用など取り組むことが必要です。

また、CO2削減が難しい排出分を埋め合わせるために、植林やBECCS(Bio-Energy with Carbon Capture and Storage)、DACCS(Direct Air Capture with Carbon Storage)等の二酸化炭素除去技術も必要です。

各選択肢をトータルで見て、コスト最小な選択をすることが重要です。


参考CO2排出削減のイメージ

縦軸のCO2排出原単位と、横軸のエネルギー消費量をかけ合わせたもの(つまり、面積に該当するもの)が「エネルギー起源CO2の排出量」になります。

カーボンニュートラルを達成するためには、「CO2排出原単位」と「エネルギー消費量」を低減し、この面積をゼロにしていく必要があります。

 
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